低価格帯のヘッドフォンの特徴
例えばギターの弦を弾くピックの音や残響音をしっかり聞きたい、ドラムのスティックと パッドがぶつかる生々しい音をボワつかずに締まった音で聞きたいとか、多重演奏でアコギが バックグランドで細かく鳴っている音を正確に聞きたいとか、オールマイティに聞く用途を 求めているなら最初から低価格帯のヘッドフォンでは無理と思ってください。

基本的に低価格帯のヘッドフォンは、高音、低音にはっきり音の個性が出ているのが特徴で 例えばKOSSのPRO5とかRX300とかでも低音はでます。はっきりと低音が出るなという印象を 受けますが、それは解像度や情報量などの基本性能の高さから低音がしっかり出てるという感じじゃなくて 意図的に低音を出すような個性になってるわけです。「低音が出てる」じゃなくて「低音が強調されている」ヘッドフォン が作られています。

低音は確かに出るけど、高音は埋もれてるとか、高音は澄んでクリアだけど低音がまったくでなくて 迫力が欠けるとかそんなヘッドフォンばかりです。ジャンルに特化して加工された音を楽しく聞かせようというのが 低価格のヘッドフォンの製作側のスタンスです。 だから最初から低音「だけ」でればいいとか、低音は全然出なくていいから高音「だけ」でればいいという 感じで低価格帯のヘッドフォンと向き合ってください。 それなりに性能は低くても工夫されててノリがよくて小気味よく楽しく聞かせるような趣向のヘッドフォンが多いですから ジャンルに応じて使い分けてください。

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